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犬の習性で犬は家族全員を順位付けする事を理解しましょう
最初の頃に、犬のしつけにおいては、買い主がリーダーにならなければいけない事の大切さを解説しました。
ペットの犬においては、犬の群れで生活する事はありませんが、その代わり、群れではなく人間の家族の中で過ごして行く事になります。
これはどういう事かというと、すなわち、家族の全員の中で、犬は順位付けを行う事になる。という事です。
群れで生活するかのように、家族の全員が、どういう立場なのかを決めていきます。
リーダーは誰なのか、自分はどのポジションなのか、自分より下は誰がいるのかを決めて行くのです。
自分だけが上になってもダメ
ついつい忘れがちですが、家族全員を順位付けるという事は、すなわち家族全員が犬にとってリーダー、すなわち上の順位に位置づけられなければなりません。
特に小さいお子さんがいるような場合、注意しなければなりません。
よくあるのが、小さいお子さんと小さいワンちゃんが一緒に育つ。
それは確かに可愛らしく、まるで兄弟のように育つのを見て行きたいと思うかもしれません。
ですが、犬の立場からしてみれば、そんな事はお構いなしです。
親=リーダーから一緒の立場で育てられれば、犬にとっては、小さい赤ちゃん達は、同じ格付けか場合によっては下に順位付けされるかもしれません。
そうなると、そのお子さんが成長しある程度大きくなった時、犬に何かをしても、犬が全然言う事を聞かなくなるという可能性もあるのです。
家族みんながリーダーになるという意識を持つ
ペットとして犬を飼えば、確かに可愛いものです。
そのため、ついつい甘やかしたくなるし、可愛いしぐさをされるとついつい許してしまいたくなるものです。
ですが、犬はそういった行動などの積み重ねで順位を付けるものなのです。
犬のしつけをしていく際には、自分と犬の関係だけでなく、家族みんなと犬の関係にも注意しなければなりません。
自分はリーダーだぞ!と教える事が大切ですが、それと同時に、同じく暮らしている家族もみんな、犬より順位は上であるんだぞと教えなければなりません。
野生の犬は、順位の高いリーダーから食事につきます。
食事の時に出される順番を犬は最後にしたり、呼ぶ際には最後に呼ぶなどをして、犬と人間の順位をしっかり付けていくことが大切になります。
しつけをするに当たっては、甘やかしたりせず、可愛いからいいやという油断を無くし、人間がリーダーだぞと教えていくようにしましょう。
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