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似て異なるもの?犬の甘噛みと噛み癖の違いは何?
犬のしぐさとして、似たようなものとしての代表で挙げられる事が多いものとして、「甘噛み」と「噛み癖」があります。
これは、似ているけれどもまた異なるものになるので、一緒にして考えるのではなく別ものとして考えておくと良いと言えそうです。
では、そもそも何が違う?
どう違うのかというと、甘噛みは生後1年以内の子犬がじゃれてつい噛んでしまう状態です。
よく見ていると、兄弟犬とじゃれて噛み合う事や、遊びの途中で飼い主の手を噛むなんて事もあります。
大人の手は柔らかくて歯ごたえも良く、しかもよく動くので、面白がって噛んでじゃれてきます。
又、子犬の頃、乳歯から永久歯に生え変わる時期は、口がむずがゆいので周辺のものを噛んでしまうこともあります。
しかし、これはどんな犬でも経験することなので大抵は成犬になるとこの癖はなくなります。
実は子犬は、好奇心から口を使って色々なことを学びます。
甘噛みよりも、より性質的にはよくないもの
一方、噛み癖はというと、しつけの甘さによって力の加減もせず自己中心的に噛んでしまうことです。
自分の気に入らないことをされると人の手や顔に向かって噛み付いてきますが、物に対しては噛まないという典型的な主従逆転型の犬が見られます。
また、子犬の頃のいやな思い出が原因で、恐怖心や警戒心からつい噛んでしまうこともあります。
噛み癖というくらいですから、噛むことを許して、癖にさせた飼い主の責任でもあります。
子犬の頃の甘噛みが、かわいいしぐさの内だと勘違いして許していると、成犬になった時に加減が分からず血がでるほど噛んでしまう事があるのです。
元々、犬は群れの中で親や兄弟と遊びながら色々なルールなどを学ぶものなのですが、親兄弟と引き離された子犬はそのルールを学ぶことはできません。
ですから、飼い主が噛んではいけないものがあるということを教えなくてはいけません。
そして、噛まなくなったら、思いっきり褒めてあげるというようにして下さい。
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